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“東京書籍株式会社”の事例

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創造的な業務の効率もアップ トライアルを重ね、会社全体への浸透に繋げたい

会社概要

本社所在地
〒114-8524 東京都北区堀船二丁目17番1号
代表取締役社長
千石 雅仁
従業員数
500名(2018年3月現在)
事業内容
教科書、教師用指導書等の編集及び発行、教育用デジタルコンテンツの開発・販売、教育総合ポータルサイトの運営、各種評価事業、一般書籍の編集・発行、日本語検定関連業務等

トライアルでは細かい制限を設けず課題を抽出

当社は、小・中・高の教科書・教師用指導書の編集及び発行を主軸に、学校教材、デジタル教材の制作や学力テスト等の評価事業を手がける教育事業と、一般書籍の発行や日本語検定関連業務を行う文化事業の2つの柱があります。仕事の効率化や、ワーク・ライフ・バランスの実現等働き方改革への気運が高まり、昨年4名を人選して東京都のテレワーク活用促進モデル実証事業に参加しました。現在更なる検証を重ねるために対象者を増やして再度トライアルを実施しているところです。

在宅勤務はWebアプリ使用に特化したノートパソコンとスマートフォンを使用し、クラウドシステムにアクセスして業務を行います。課題を抽出するため、細かい制限は設けずにトライアルを行っています。現在は「育児・介護に関わる人」という条件で14名が実施しています。また今回は、モデル実証事業参加者からの要望もふまえ、自宅以外でもセキュリティ上の問題がないと判断された場所であれば、実施可能としました。運用については東京テレワーク推進センターのセミナーで情報収集したり、東京都のコンサルティング事業を利用したりしています。

在宅勤務で資料作成をしている様子

企画や紙面案作成等創造的な仕事にも効果

当社では昨年秋に社内のグループウェアを変更しました。初回のトライアルと同様のタイミングで、セキュリティ面にも配慮した端末環境を準備できた点で良かったと思います。特に編集部門では、原稿整理や校正作業等に集中して取り組めるほか、紙面案作成等、創造的業務の効率性も向上し、在宅勤務が効果を発揮しています。営業部門では外出先から会社へ戻らず、その場で資料作成できることで作業が効率化されました。

課題は、端末環境の整備や書類・資料の電子化です。さらに、教科書の編集では会議も多いので、Web会議の環境を整えることが必要と考えています。少しずつ浸透して、会社全体でワークスタイルの選択肢が増えればよいと思います。

ADVICE アドバイス

スモールスタートでも、まずトライアルを実施してみると、課題抽出ができ、社員も「できる」ことを実感してくれます。機器入れ替え等、きっかけを逃さないことも重要です。

人事部人事チーム

橋谷 なほ子 様